鈍感ちゃんと意地悪くんの短編集
「今日、家にあたし一人なんだ。
お母さんね、実家の大事な用事でお店閉めて帰省してて、明日の夜まで帰らないの。
ありさ、お母さんいないと嫌だった?
うちのお母さんに会いたかった?」
「え? いたらいたで楽しいし、いなくても美空と二人で楽しいわよ?
おばさんには会おうと思えばいつでもお店に会いに行けるし……。
そうだわ! じゃあ二人で夜更かししながらおやつでも食べて、映画でも観よう?」
」
不安そうな申し訳なさそうな顔の美空に、くすりと笑いがこみ上げる。
確かに美空のとこのおばさんは好きだし、以前はよくお泊まり会で相手をしてもらった。
けど、いないならいないで、変に気を遣いあうこともないし、二人で留守番、楽しいじゃない!
お母さんね、実家の大事な用事でお店閉めて帰省してて、明日の夜まで帰らないの。
ありさ、お母さんいないと嫌だった?
うちのお母さんに会いたかった?」
「え? いたらいたで楽しいし、いなくても美空と二人で楽しいわよ?
おばさんには会おうと思えばいつでもお店に会いに行けるし……。
そうだわ! じゃあ二人で夜更かししながらおやつでも食べて、映画でも観よう?」
」
不安そうな申し訳なさそうな顔の美空に、くすりと笑いがこみ上げる。
確かに美空のとこのおばさんは好きだし、以前はよくお泊まり会で相手をしてもらった。
けど、いないならいないで、変に気を遣いあうこともないし、二人で留守番、楽しいじゃない!