鈍感ちゃんと意地悪くんの短編集
「本当に二人には今回お世話になったわね、ありがと!
ところで彼女は?」

「ここに来たら二人に会えるんじゃないかと思ってたんだが。
瀬田君と立花さん、ワンセットって感じだし」

二人は美空ちゃんを探して、店内をキョロキョロし始めた。

「毎日美空がここにいるわけないでしょう?
ここは俺の職場なわけで」

瀬田は苦笑いを浮かべている。

「あ、あの、美空って……?」
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