鈍感ちゃんと意地悪くんの短編集
1年生・夏
俺以外の男に触られるな(瀬田優斗)
「高橋、美空を知らないか?」
俺は教室を出て、廊下を歩く高橋を呼び止めた。
「一緒に帰るから、用事終わらせてくるから待ってて」
と、教室で待っているように言っておいたはずなのに、いない。
速攻で用事を終わらせて戻ってきたのに、どこに行ったんだ。
学校一と言われる可愛さを持っている美空は、時々告白されたり、変な奴に狙われたりする。
それが日常茶飯事なんだけど、超絶鈍感な美空は、自分がモテていることに気づかないから大変だ。
俺が、告白したそうな男から遠ざけて、守って、ついでに美空に群がりそうな男たちを威嚇したりしている。
で、バイトのないときはできる限り美空と一緒に帰ることにしている。
美空を守れるし、一緒にいれるし、一石二鳥だ。
俺は教室を出て、廊下を歩く高橋を呼び止めた。
「一緒に帰るから、用事終わらせてくるから待ってて」
と、教室で待っているように言っておいたはずなのに、いない。
速攻で用事を終わらせて戻ってきたのに、どこに行ったんだ。
学校一と言われる可愛さを持っている美空は、時々告白されたり、変な奴に狙われたりする。
それが日常茶飯事なんだけど、超絶鈍感な美空は、自分がモテていることに気づかないから大変だ。
俺が、告白したそうな男から遠ざけて、守って、ついでに美空に群がりそうな男たちを威嚇したりしている。
で、バイトのないときはできる限り美空と一緒に帰ることにしている。
美空を守れるし、一緒にいれるし、一石二鳥だ。