鈍感ちゃんと意地悪くんの短編集
以前から楽しみにしていたRPGゲームがやっと発売された。
3ヶ月程発売延期になってしまって、随分焦らされたものだ。
今日やっと手に入る、とウキウキ気分で歩いているところで、職場の後輩である瀬田の彼女の美空ちゃんを見つけたんだ。
「ゲームソフトですか。
予約してまでって、めっちゃ楽しみにしてるじゃないですか。
……先輩、楽しすぎて今日は徹夜でゲームして、明日仕事ぐたぐた、とかやめてくださいね。
先輩、明日は出勤でしょう? 俺もなんですから」
先輩の尻拭いなんてごめんです。
本当に嫌そうな表情で言われた。
お前、仮にも先輩だぞ? もうちょい言い方ないか?
「んなことしねぇーよ!」
とりあえず否定したところで、瀬田の隣から声がかかった。
3ヶ月程発売延期になってしまって、随分焦らされたものだ。
今日やっと手に入る、とウキウキ気分で歩いているところで、職場の後輩である瀬田の彼女の美空ちゃんを見つけたんだ。
「ゲームソフトですか。
予約してまでって、めっちゃ楽しみにしてるじゃないですか。
……先輩、楽しすぎて今日は徹夜でゲームして、明日仕事ぐたぐた、とかやめてくださいね。
先輩、明日は出勤でしょう? 俺もなんですから」
先輩の尻拭いなんてごめんです。
本当に嫌そうな表情で言われた。
お前、仮にも先輩だぞ? もうちょい言い方ないか?
「んなことしねぇーよ!」
とりあえず否定したところで、瀬田の隣から声がかかった。