鈍感ちゃんと意地悪くんの短編集
「ほ~、先輩今日はたこっちぅを動かすんですか」
何故か瀬田はじとっと俺を睨んだ。
……たこっちぅに嫌な思い出でもあるのだろうか?
「先輩、そう言えばもう一つバイト始めたって言ってませんでした?
たこっちぅ動かしてる暇なんてあるんですか?」
「今日はどっちも休みだから。
存分にたこっちぅだ」
そうそう、瀬田と同じイタリアンレストランで働いていた高校時代。
俺はしたいこと、なりたい職業を見つけることができず、卒業してからも今でもフリーターとしてイタリアンレストランで働いている。
周囲には心配されたりもしたけれど、夢をゆっくり探すのも良いかと思ってあんまり焦ってはいない。
何故か瀬田はじとっと俺を睨んだ。
……たこっちぅに嫌な思い出でもあるのだろうか?
「先輩、そう言えばもう一つバイト始めたって言ってませんでした?
たこっちぅ動かしてる暇なんてあるんですか?」
「今日はどっちも休みだから。
存分にたこっちぅだ」
そうそう、瀬田と同じイタリアンレストランで働いていた高校時代。
俺はしたいこと、なりたい職業を見つけることができず、卒業してからも今でもフリーターとしてイタリアンレストランで働いている。
周囲には心配されたりもしたけれど、夢をゆっくり探すのも良いかと思ってあんまり焦ってはいない。