鈍感ちゃんと意地悪くんの短編集
順調に体育祭は始まり、進行して行く。
いよいよ美空の出番になった。
自分の出番が終わって呼びだされる心配もないし、わたしはゆったりと親友の勇姿を見学することにした。
去年みたいにならないと良いけど。
あれ? わたしは運動場の周囲を見渡した。
あの美空溺愛男、瀬田君の姿が見当たらない。
絶対美空の出番を見に来ると思ってたのに。
「セーフ! 美空の出番、これから? 間に合った?」
「あ、瀬田君ギリギリ。
ほら、あそこ」
いない、と思っていた本人が、突然背後から現れた。
瀬田君が突然現れるのはよくあることなので、もはや驚きもしなければ気にすらならない。
いよいよ美空の出番になった。
自分の出番が終わって呼びだされる心配もないし、わたしはゆったりと親友の勇姿を見学することにした。
去年みたいにならないと良いけど。
あれ? わたしは運動場の周囲を見渡した。
あの美空溺愛男、瀬田君の姿が見当たらない。
絶対美空の出番を見に来ると思ってたのに。
「セーフ! 美空の出番、これから? 間に合った?」
「あ、瀬田君ギリギリ。
ほら、あそこ」
いない、と思っていた本人が、突然背後から現れた。
瀬田君が突然現れるのはよくあることなので、もはや驚きもしなければ気にすらならない。