鈍感ちゃんと意地悪くんの短編集
3年生・秋
俺の夢、見てるんだろ?(瀬田優斗)
「う~ん……」
昼休み。
美空は食事を終えたあと、昼寝を始めた。
こいつ、本当によく寝るな。
退屈な授業中、図書館で本読みながら、それに食事の後。
なんなら俺のバイトが終わるのを待ちながら、外でも寝ていた事がある。
それはさすがに危ないから、今後一切しないと約束させた。
すぐ眠くなるなんて、やっぱりお子様。
俺以外に可愛い寝顔を見せるんじゃない。
でも、可愛いから結局起こせずじまい。
俺は美空の寝顔を見つめていた。
「お~う瀬田!
って、立花ちゃん寝てんの?」
「おう高橋。
お前は見るな、可愛すぎてたまらないから」
昼休み。
美空は食事を終えたあと、昼寝を始めた。
こいつ、本当によく寝るな。
退屈な授業中、図書館で本読みながら、それに食事の後。
なんなら俺のバイトが終わるのを待ちながら、外でも寝ていた事がある。
それはさすがに危ないから、今後一切しないと約束させた。
すぐ眠くなるなんて、やっぱりお子様。
俺以外に可愛い寝顔を見せるんじゃない。
でも、可愛いから結局起こせずじまい。
俺は美空の寝顔を見つめていた。
「お~う瀬田!
って、立花ちゃん寝てんの?」
「おう高橋。
お前は見るな、可愛すぎてたまらないから」