鈍感ちゃんと意地悪くんの短編集
「ちょっと……!
びっくりした! なんで?!」
「お前が言ったんだ」
「え……?」
わからないよ?
と、小首を傾げる美空。
「立花ちゃんは、いつも無意識に瀬田を喜ばせちゃってるよね……?」
高橋が苦笑いを浮かべている。
「あたし、たこっちぅの夢見てたんだけど……」
「たこっちぅ?」
なんだ、それは。
「うん、今お気に入りのゆるキャラだよ?
これだよ?」
携帯を取り出して、ストラップを指さす。
ゆるキャラらしい丸いフォルム。
突き出した口。
赤というかピンクっぽい体。
「たこっちぅと瀬田が、社交ダンスする夢見てた」
びっくりした! なんで?!」
「お前が言ったんだ」
「え……?」
わからないよ?
と、小首を傾げる美空。
「立花ちゃんは、いつも無意識に瀬田を喜ばせちゃってるよね……?」
高橋が苦笑いを浮かべている。
「あたし、たこっちぅの夢見てたんだけど……」
「たこっちぅ?」
なんだ、それは。
「うん、今お気に入りのゆるキャラだよ?
これだよ?」
携帯を取り出して、ストラップを指さす。
ゆるキャラらしい丸いフォルム。
突き出した口。
赤というかピンクっぽい体。
「たこっちぅと瀬田が、社交ダンスする夢見てた」