鈍感ちゃんと意地悪くんの短編集
不安そうな副委員長に、クラスの女子たちが声を掛ける。
確かに、副委員長は可愛くないなんてことはない。
ただ、自分で磨かないだけ。
言うなら、原石だ。
「あ、えと、じゃあ……。
みんながわたしで本当に良いのなら……」
副委員長が小さく言った言葉に、クラスメイトはわっと喜んで、委員長もほっとした表情を浮かべた。
委員長と副委員長は、黒板に書かれた自分たちの名前を見てちょっと顔を赤らめてお互いを見つめていた。
普段は綺麗で見やすい副委員長の文字が、気のせいかいつもより震えているように見えた。
「じゃあ、今年はこの2人がカップルコンテストだねっ!」
「いいじゃん、とっても自然な感じで!」
「だね、ナチュラルにお似合いだよね」
「ねぇねぇ、どんな衣装にするの?!」
クラス中、大盛り上りだ。
確かに、副委員長は可愛くないなんてことはない。
ただ、自分で磨かないだけ。
言うなら、原石だ。
「あ、えと、じゃあ……。
みんながわたしで本当に良いのなら……」
副委員長が小さく言った言葉に、クラスメイトはわっと喜んで、委員長もほっとした表情を浮かべた。
委員長と副委員長は、黒板に書かれた自分たちの名前を見てちょっと顔を赤らめてお互いを見つめていた。
普段は綺麗で見やすい副委員長の文字が、気のせいかいつもより震えているように見えた。
「じゃあ、今年はこの2人がカップルコンテストだねっ!」
「いいじゃん、とっても自然な感じで!」
「だね、ナチュラルにお似合いだよね」
「ねぇねぇ、どんな衣装にするの?!」
クラス中、大盛り上りだ。