鈍感ちゃんと意地悪くんの短編集
瀬田が言うには、どうやら、立花は走って自販機前まで行って、自分が財布を持っていないことに気がついてがっかりしたらしい。
そこで瀬田が声をかけようとしたら、鈴木さんが通りかかった。
鈴木さんは
「甘い、何かすっきりが飲みたい」
と必至に訴える親友に、お茶を買って、立花に飲ませてあげたんだとか。
それを見て、なんとなく悔しい気持ちで帰ってきたらしかった。
「ちょっと瀬田君、こないだといい今日といい、なにしてんのよ?!
バッカじゃないの?!」
そこに、自分のカバンをもった鈴木さんと、両手でお茶を包み込むように持つ顔の赤い立花がやって来た。
「バカ! 今日はありさと帰る!
バカ!」
「おい美空……!
ちょっとした冗談じゃないか」
そこで瀬田が声をかけようとしたら、鈴木さんが通りかかった。
鈴木さんは
「甘い、何かすっきりが飲みたい」
と必至に訴える親友に、お茶を買って、立花に飲ませてあげたんだとか。
それを見て、なんとなく悔しい気持ちで帰ってきたらしかった。
「ちょっと瀬田君、こないだといい今日といい、なにしてんのよ?!
バッカじゃないの?!」
そこに、自分のカバンをもった鈴木さんと、両手でお茶を包み込むように持つ顔の赤い立花がやって来た。
「バカ! 今日はありさと帰る!
バカ!」
「おい美空……!
ちょっとした冗談じゃないか」