鈍感ちゃんと意地悪くんの短編集
「まぁな。
さて美空、大事にしてやるから幸せのふわふわ体験に出かけようか。
海かな? 空かな?
美空はどっちのふわふわ~が、好きかな?」
「え? 今日は映画観に行くって……。
い、いいよふわふわは……。
映画行こう、映画、ねっ?! ねっ……?」
必至に断ろうとする美空の言葉を無視して手を取り、俺は歩き出した。
可愛い彼女は大事にして、目一杯幸せを感じてもらわないとな。
ちらりと振り向くと、桃瀬が笑顔で手を振って俺たちを見送っていた。
俺は小さく手を振り返して、にやりと笑って屋上を後にした。
隣の美空は赤い顔でまだ何やらぶつぶつ言っているけれど、いいか、すぐに黙らせてやる。
そして、幸せを感じさせてやるからな。
さて美空、大事にしてやるから幸せのふわふわ体験に出かけようか。
海かな? 空かな?
美空はどっちのふわふわ~が、好きかな?」
「え? 今日は映画観に行くって……。
い、いいよふわふわは……。
映画行こう、映画、ねっ?! ねっ……?」
必至に断ろうとする美空の言葉を無視して手を取り、俺は歩き出した。
可愛い彼女は大事にして、目一杯幸せを感じてもらわないとな。
ちらりと振り向くと、桃瀬が笑顔で手を振って俺たちを見送っていた。
俺は小さく手を振り返して、にやりと笑って屋上を後にした。
隣の美空は赤い顔でまだ何やらぶつぶつ言っているけれど、いいか、すぐに黙らせてやる。
そして、幸せを感じさせてやるからな。