おきつね神社
「おまえが悪いんだ悪いんだ悪いんだ悪いんだ悪いんだ悪いんだ悪いんだ」
最初の一発で額から血を流しぐったりする達也の頭を何度も何度も何度も殴りつけ、
完全に動きが止まるのを待ってからその手を止めた。
乱れる呼吸をなだめ、
唾を飲む。
「……おまえが悪いんだ。おまえが悪い。おまえが悪い。悪い。悪い。悪い。悪い。俺は……悪くない」
震える右手を左手で数度殴り、スコップを持ち直し息を整えた。
既に用意してあった土を一定のリズムで穴に流し込む。
ドシャ、ドシャ、と下を見ることなく流し込み、意識を失っている達也をそのまま生き埋めにした。