君色のソナチネ
「よし、お前らよく聞け! 先を越されたが、先生からも紹介したいと思う。今日、このクラスに転校してくることになった、神峰 奏君だ。」
転校?
この時期に?
この学校、転校生も受け入れるんだ。
「とりあえず、席は水姫の隣の空いてるトコな。」
えっと、聞き間違えだよね、うん。
はははっ。
取り敢えずって、あの先生らしい。
「机と椅子は予備室から自分で運んでこい。水姫、神峰に予備室まで案内してやれ。隣の席なんだから色々と教えてあげろよー。」
「えぇ''ーーーーーー‼︎‼︎‼︎」
やっぱり隣の席なの?
ってか案内って私が?
…なんで?
「なんだ?文句あんのか?あ?」
先生、口悪くなってる。
ほんとに教師の言葉?
と思いながらも、
「…分かりました。」
渋々了承した。
…なんでこんな事になってるの?