君色のソナチネ
間をあけずに2楽章にそのまま入る。
ベートーベンがそう指示したのは、このソナタが初めて。
1楽章とは打って変わって、奏でられるのは楽しげな踊り。
スラーやスタッカートを駆使して書き表されたのは、スケルツォまたはメヌエットらしい明るい曲。
緊張感漂う1楽章と、緊張感に支配される3楽章の間の休憩的意味も含まれてると思う。
一瞬、スフォルツァンドが緊張感をもたらす。
が、すぐにまた楽しげな踊りを再開し、そのまま終わる。