君色のソナチネ
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「ありがとう、ピアノさん、またよろしくね。 」
片付けながら呟く。
たった1時間の朝の練習。
でも、その1時間の間にひらめいた事が曲をより良く演奏する上で突破口になったりする事も多いんだよなぁ。
そんな事を思いながら華菜と練習室を後にし、3階の1年生の教室へと向かう。
今日は、1限から専門授業だったなぁ〜。
なんて思いながら、今日も平和な1日が始まると思って、疑っていなかった。