君色のソナチネ





「紗良、お前に是非紹介したい奴がいるんだ。
俺の友人だ。今から来てくれるか。」


「えぇ、もちろん。」



ーーーーーー


「よぉ、ノア!元気そうじゃねぇか。」

「おぉ、ルーカス!久しぶりだなぁ。
お前こそ、絶好調じゃねぇか。
今や劇場抜け出して、映画の主演だろ〜!
やるなぁ。」

「まぁな。」

「そちらの綺麗な女性は?」

「あぁ、紗良だよ。サラ タカハシ。」

「ああ、会う度に顔赤くして話してたお前の想い人か。会えたんだな。」

「余計な事言うな。
だが、ありがとう。おかげさまで会う事が出来たよ。」

「ああ。」




「あ、あのー、」

「あ、紗良ごめんな、久しぶり会ったもんだからつい。

こいつは、俺がアメリカに帰国してから最初にできた友人のノア ブラウンだ。

トップモデル。」



「ノア、さん。 知ってるわ。
日本でも有名よね。
よろしくお願いしますね。」


「ああよろしくな、別嬪さん。」


「べ、別嬪だなんてそんな。」


「お前、親友でも俺の大切な人、口説くんなら容赦しねぇぞ。」


「わりぃわりぃ、そんなつもりはねぇって。

本当に、よろしくな、紗良ちゃん。」


「はい、よろしくお願いします。」











< 81 / 278 >

この作品をシェア

pagetop