君色のソナチネ
「紗良、お前に是非紹介したい奴がいるんだ。
俺の友人だ。今から来てくれるか。」
「えぇ、もちろん。」
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「よぉ、ノア!元気そうじゃねぇか。」
「おぉ、ルーカス!久しぶりだなぁ。
お前こそ、絶好調じゃねぇか。
今や劇場抜け出して、映画の主演だろ〜!
やるなぁ。」
「まぁな。」
「そちらの綺麗な女性は?」
「あぁ、紗良だよ。サラ タカハシ。」
「ああ、会う度に顔赤くして話してたお前の想い人か。会えたんだな。」
「余計な事言うな。
だが、ありがとう。おかげさまで会う事が出来たよ。」
「ああ。」
「あ、あのー、」
「あ、紗良ごめんな、久しぶり会ったもんだからつい。
こいつは、俺がアメリカに帰国してから最初にできた友人のノア ブラウンだ。
トップモデル。」
「ノア、さん。 知ってるわ。
日本でも有名よね。
よろしくお願いしますね。」
「ああよろしくな、別嬪さん。」
「べ、別嬪だなんてそんな。」
「お前、親友でも俺の大切な人、口説くんなら容赦しねぇぞ。」
「わりぃわりぃ、そんなつもりはねぇって。
本当に、よろしくな、紗良ちゃん。」
「はい、よろしくお願いします。」