君色のソナチネ





ー-ー ♪ ~


''ルーカス、お前にも思ってくれる人ができて安心したよ。
絶対、幸せにしてやれよ。''


''あたりまえだ‼︎
紗良は俺が幸せにする。''


ー-ー ~ ♪


「でも、紗良。」

「なあに、ルーカス。」

「映画の撮影で少しばかり会えなくなる。
ヨーロッパへ行かなければならないんだ。」

「嘘。やっと会えたのに、離れなければならないの?そんなの耐えれないわ。」

「大丈夫だ。俺の心はいつもお前と共にある。」

「…どのくらい、いくの?」

「1年だ。」

「1年…。

…分かったわ。ルーカス、頑張って‼︎
私も、その間に絶対に人気女優になってやるんだから。負けないわ、オチ3になんか。」

「ああ、その意気だ‼︎」


ー-ー ♪ ~


''寂しくないって言ったら嘘になるけど、''

''不安だって計り知れないが、''

'' ''でも、大丈夫。
私たちは(俺たちは)世界中、どこにいても繋がっているから。'' ''


ー-ー ~♪


「さよならなんて言わないわ。
またね、ルーカス‼︎」

「あぁ、紗良、愛してるよ。」









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