恋色シンフォニー
「だから、今夜は罰として……」

……嫌な予感。

圭太郎は黒縁メガネを外した。
色気を溢れさせて、ニッコリと黒い笑みを浮かべる。
そして、私の耳元でとんでもないことをささやいた。

「……こ、この、どスケベっ‼︎」



この先も、私は、この一見地味なのにヴァイオリンが超上手くて、腹黒く、情熱的で、エッチな男に振り回されていくんだろう。

それはとても楽しくて、幸せな予感がする。



fin.






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