さくら、ひらひら。
17歳、初夏。
「好きな人ができたんだ」と、他の誰でもなく、梓に相談したかった。
梓に相談できなくて、それなら他の誰かに打ち明けるつもりもない。
二年生になったとき、初めて同じクラスになった梓。
記憶の隅に、入学式の日のことを覚えていた私は、迷わず梓のもとへと話しに行った。
「くまのキャラクターが好きなの?」
取っ掛かりはなんでもよくて。
目についたことで話しかけた。
ビックリして目を丸くしていたけど、すぐにふんわりと笑顔になってその日の内にお互いに連絡先を交換した。
二年生の時のクラスは、グループなんて関係なくて、余計なしがらみもなくて私たちが仲良くなるには時間もかからなかった。
梓に相談できなくて、それなら他の誰かに打ち明けるつもりもない。
二年生になったとき、初めて同じクラスになった梓。
記憶の隅に、入学式の日のことを覚えていた私は、迷わず梓のもとへと話しに行った。
「くまのキャラクターが好きなの?」
取っ掛かりはなんでもよくて。
目についたことで話しかけた。
ビックリして目を丸くしていたけど、すぐにふんわりと笑顔になってその日の内にお互いに連絡先を交換した。
二年生の時のクラスは、グループなんて関係なくて、余計なしがらみもなくて私たちが仲良くなるには時間もかからなかった。