婚約者はホスト!?④~守りたいもの~(番外編あり)
◇◇◇
「それにしても、あの レイモンドさん すごく素敵な人だったね~ 芹香さんもすごく幸せそうだったし… 良かったよね!」
「……そうだな。」
帰りの車内で興奮気味に話す私とは対照的に圭司からは素っ気ない返事が返ってきた。
ホテルで、芹香さんのフィアンセであるレイモンドさんを紹介され、その後、一緒に食事をして別れた辺りから、なぜだか 圭司の機嫌はすこぶる悪い…。
「でも 結局 芹香さんの用事って何だったんだろうね?」
「さあ… ただ 見せびらかしたかっただけなんじゃないの…」
「あー そっか レイモンドさん格好いいもんね なんか 白馬に乗った王子様って感じだったもん あんな恋人がいたら、そりゃ見せびらかしたくなるよね…。」
「……。」
ん…?
なんか 私 いけないこと言ったかな?
あっ!
「もしかして 圭司って ヤキモチやいてるの?」
「別に…」
圭司はプイッと顔を背けた。
図星なんだ…
芹香さんが、レイモンドさんとイチャイチャしてたから、面白くなかったんだ…きっと
「何よ 私の前で、ちょっと それはないんじゃない?」
「えっ?」
「芹香さんに恋人がいて、未練ないとか言われたのがショックだったんでしょ!」
「は? そっち?」
「えっ… 」
私の言葉に圭司はため息をつきながら一言…。
「ホント なつは鈍感だね まだ 分かんないんだ 俺がヤキモチ妬いてるとこまでは気づいてるのに…。」
そう言って、圭司はジロっと私の顔を睨んだ。
「それにしても、あの レイモンドさん すごく素敵な人だったね~ 芹香さんもすごく幸せそうだったし… 良かったよね!」
「……そうだな。」
帰りの車内で興奮気味に話す私とは対照的に圭司からは素っ気ない返事が返ってきた。
ホテルで、芹香さんのフィアンセであるレイモンドさんを紹介され、その後、一緒に食事をして別れた辺りから、なぜだか 圭司の機嫌はすこぶる悪い…。
「でも 結局 芹香さんの用事って何だったんだろうね?」
「さあ… ただ 見せびらかしたかっただけなんじゃないの…」
「あー そっか レイモンドさん格好いいもんね なんか 白馬に乗った王子様って感じだったもん あんな恋人がいたら、そりゃ見せびらかしたくなるよね…。」
「……。」
ん…?
なんか 私 いけないこと言ったかな?
あっ!
「もしかして 圭司って ヤキモチやいてるの?」
「別に…」
圭司はプイッと顔を背けた。
図星なんだ…
芹香さんが、レイモンドさんとイチャイチャしてたから、面白くなかったんだ…きっと
「何よ 私の前で、ちょっと それはないんじゃない?」
「えっ?」
「芹香さんに恋人がいて、未練ないとか言われたのがショックだったんでしょ!」
「は? そっち?」
「えっ… 」
私の言葉に圭司はため息をつきながら一言…。
「ホント なつは鈍感だね まだ 分かんないんだ 俺がヤキモチ妬いてるとこまでは気づいてるのに…。」
そう言って、圭司はジロっと私の顔を睨んだ。