キミのために。
桜はしばらく俺に抱きしめられていた。
桜はずっと下を向いて、泣いている。

キーンコーンカーンコーン…

…あ、授業始まった(汗)
まぁいいや。
どうせサボるつもりだったし。

しばらくすると桜は俺を見て、微笑みながら紙を見せた。

“傍に居てくれて ありがと”

『…桜、何か悩みがあるなら…またこういうふうに、伝えてくれていいんだよ…。
力になれるなら、なりたい…』


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