野球部のマネージャー。
1章 初球空振り!
ーーー季節は春。
私、春山あきらは
『県立葉風学園高校』に入学し、1週間がたった。
「あき!!部活!なにするか決めた?」
「なな〜…部活まだ迷ってるんだ〜」
「え〜、見学いっぱい行ってるじゃん!あ、それじゃあさ!私とサッカー部の見学行かない?」
「サッカー部?ななサッカーすんの?」
「違うよ〜!マネージャー!」
「え?マネ…?」
「そうそう!あきもマネージャー興味あるって中学の時言ってたじゃん!」
「いや、でも…それは…」
「神崎七海!授業はじまるぞ。」
「あ、やば。それじゃ、あき!よろしくね〜!」
「ちょ、なな!」
「春山、どうかしたか?」
「い!いいえ〜…」
あーあ、ななってば
私が興味あるって言ったのは
『野球部のマネージャー』
…なのに。