〜彼は虹に変わった〜



「「「行ってきまーす」」」

ママと琉斗、神奈の声が玄関から聞こえる。

「行ってらっしゃい」

私は、皆を気持よく外へ出すのが役目。
そして、私は学校へ出かけるし準備をする。

♪♪♪~

ん?
明梨かな?
携帯を開けてメールを見る。

[今日学校休むね?]

え??
明梨が休むなんて…。

[わかったよ〜!風邪??]

メールが来ていたことに気づかないで私は携帯をポケットにしまって家を出る。
学校に行きながら携帯を取り出す。

[そう…熱が出ちゃったの…w(:_;)w]

あ、メール来てた…
気づかなかった。

[そっか…お大事にね?]

[うんっありがとう(*^^)v]

私は、携帯を閉じて胸ポケットにしまった。
学校について教室に入ると私は真っ先に花瓶を手に取る。
花瓶を持って教室を出て目の前の水道で花瓶の水を変えていると私に誰かがぶつかってきた。

「イタっ……」

花瓶をひっくり返した。
そして、携帯がポチャンと………

「ギャーーーーけ、携帯が……」

「あ、ごめんっ」

ごめんで済むかよっ
私は、そんなことを思いながら携帯を拾って開く。
あぁオワタ………。

「あの、別にいいんで退いてくれます?」

「いやっダメだよっ弁償するからっ」

チッいいって言ってるじゃんかっ

つか、誰?
私は、上を見上げる。

「ゲッ!!」

私は、つい声を上げた。
だって彼はすっごく人気の先輩……
つか、なんでいんだよっ
なぁーんて思ってると彼は私の携帯をとった。

「この機種でいいの?」

「え?いやっあの…」

私は、言葉を失っていた。
だって、あのすごく人気の人が……

最悪だ…………。

また、変なこと言われるじゃんかっ

「とりあえずこの機種買うからそしたらまた来るからっ」

私は、何も言えなかった。
彼は、ニコリと笑って携帯を私に返した。
そして、2階に上がって行った。

つか、なんでこんなとこにいるのっ!!



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