〜彼は虹に変わった〜
気持ち
私は、自分の部屋に入って携帯を取り出した。
メールが来ている。
送信者は明梨だった。
[今日は、ごめんね?]
[んーん、大丈夫だよっ楽しかったね(o゚▽゚)]
今、明梨は箕川先輩と一緒にいるのかな?
もしかしたら、相田先輩も一緒かも…。
─ズキッ─
なんで?
なんで、傷ついてるの?
不思議な感じ。
初めての感情に戸惑っている。
[楽しかったね(*^^)相田先輩とどうだった?]
え?………。
私は、何も答えられなかった。
20分くらいすると電話が鳴った。
♪♪♪〜
「はい………」
『どうしたの?なんか、あったの?』
明梨の声を聞いた瞬間わたしはまた、涙が溢れ出てきた。
私は、さっき相田先輩と合ったことを全部、明梨に話した。
『それってさ……相田先輩の事が好きなんじゃないの?』
「え?誰が?」
『亜希がっ』
私が、相田先輩を??
…………………ん?
えっ
「え?私が?相田先輩を?!」
『そうっ』
「これが?これが、恋なの?」
『亜希から聞いてるとそう思うけど』
これが、これが、
恋??
「そっか………私、相田先輩のこと……す、好きなんだ……。」
『嬉しいっ………………ぅ、うえーん…』
明梨が、泣き始めた。
「え?どうしたの?」
私は、戸惑いが隠せない。
『だっ、だってぇ亜希が…お、男の人を………嬉しい!!』
「ありがとうっ」
『これから、頑張っていこうね…!』
「う、うん。」
それから、少し話した後電話を切った。
初めて恋をしました。
ど、どしたらいいんだろう?
なんか、好きって分かったら急に恥ずかしくなった。