〜彼は虹に変わった〜
月曜日、私はいつもどおり6時に起きてご飯を作って皆を送り出した。
でも、今日は琉斗はお休み。
琉斗に置き手紙を残した。
《琉斗へ お粥を作っておきました。起きたらチンして食べてね?ちゃんと、薬のんで寝るんだよっ 亜希》
私は、家を出て学校に向かう。
今日は、一人で学校に向かう。
明梨は、箕川先輩と行くと昨日電話で言っていた。
「おはよう」
え?
「相田先輩っ」
私は、ビックリして振り返る。
どうして?
今日に限って……。
「どうしたのっそんなにビックリすること?」
先輩は、クスクスと笑っている。
「いえ、あの、おはようございます。」
「うんっおはよう」
私は、先輩と肩を並べて歩き出す。
私は、ドキドキして下を向いたまま。