〜彼は虹に変わった〜
「どうしたの?なんか、いつもと違うね?」
「へ?あ、そうですか?」
私は、普通に装うつもりがなんか、変だったみたい。
なにが、変だったかなんて自分じゃわからない。
「なんか、今日はいつもより表情が柔らかいね?」
「そうですか?」
自分じゃわからない…。
なんでだろう?
「俺「相田先輩っあの、いいですか?」
先輩が何かを言おうとした時女の子の声が重なった。
「あ、うんっ大丈夫だよっじゃあ、また後でね?亜希ちゃん」
「あ、はい…」
先輩は、女の子と2人でどこかへ歩いて行った。
胸がズキズキする。
「苦しぃ…………」
私は、誰にも聞こえないくらいの声で言った。
私は、また一人で歩き出す。
学校は、すぐそこ……。
足がどんどん重くなる。