となりの夫
1ボラギノール
ある日、夫がすごすごと内股で私に近づいてきた。『まる子大変!俺のおしりから何かが産まれてる!』
顔を赤らめて、『見てくれん?』とパンツを下げようとした。私は看護師なので直感でただの痔だと察した。『見なくてもわかる。内痔よ!』と目をそらしながら答えた。
夫は極度の怖がりで、ちょっとでも体調がすぐれないと勝手に自分を末期の癌にしたり、相手にしないと私の事を病気のわからない偽看護師と悪態をついては家族を振り回す騒動を起こす。まさにトラブルメーカーなのだ。




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