protect you〜守るべきもの〜
「あ゙あ゙あぁぁあぁあっっっ!!!??」
これでもかってほどに顔を青くさせて叫んでいる母親を無視し、ハンマーを振り上げては叩きつけ、振り上げては叩きつける。
───バキッ!!メキッ!!ガシャンッ!!
無惨に壊れていく、赤いパソコン。
「ちょちょちょちょ!!やめーー!!!!」
「あー、邪魔」
「ぎゃっ!!危な!!怖!!」
「なら手ぇどけろよ」
「いやあぁぁぁ!!!」
ったく……パソコンのひとつやふたつで大騒ぎしやがって。
まぁ、騒がれたところでやめねーけど。
耳元でギャーギャー騒がれながら、冷静にパソコンの端末を粉々にしていく。
数分もしないうちに、ソレはもはや原型がなくなっていた。