エリートな先輩の愛情を独り占め!?
しかし、八谷先輩の餌付け対象にされてからというものの、毎日美味しくて脂っこいランチばかりに付き合わされ、仕事が終わってもディナーや飲みに連れて行かれ、どう考えてもカロリーオーバーしている日々が続いてしまった。
同じものを私以上のボリュームで食べているはずなのに、八谷先輩は太らないところが更に腹が立つ。
こっちはレスになるかならないかの瀬戸際だっていうのにこの男は……。
「とにかく、ランチと飲みは今後ご一緒できませんすみません!」
「嘘だろタマ~、じゃあ俺はどうやって癒されればいいんだ……」
頭を抱えて唸っている八谷先輩に、私は心を鬼にして言い放った。
「八谷先輩と一緒にご飯食べたがってる女の子なんて会社に沢山いますよ、安心してください」
「俺はお前の丸々した頬がリスみたいに膨らむのを見てからじゃないと午後の仕事頑張れない!」
「知ったこっちゃないですよそんなこと!」
冷たく返すと、八谷先輩はぎっと私を睨みつけて、それから熱々の餃子を目の前に差し出した。
もちもちの皮はとても艶やかで、きっとあれを噛んだら肉汁が口の中にぶわっと広がるのだろう……想像するだけで涎が止まらない。
「タマ、分かった。今日が最後ならせめてこれだけは食べてくれ」
「う……美味しそう……」
「はい、あーん」
……こんなところ同期に見られたら羨ましがられるだけじゃ済まされないな。
そう思いながら、私は渋々口を開けてしまった。
想像通り、熱々の肉汁が口の中に広がり、私はもうあと二個餃子を食べてしまった。
同じものを私以上のボリュームで食べているはずなのに、八谷先輩は太らないところが更に腹が立つ。
こっちはレスになるかならないかの瀬戸際だっていうのにこの男は……。
「とにかく、ランチと飲みは今後ご一緒できませんすみません!」
「嘘だろタマ~、じゃあ俺はどうやって癒されればいいんだ……」
頭を抱えて唸っている八谷先輩に、私は心を鬼にして言い放った。
「八谷先輩と一緒にご飯食べたがってる女の子なんて会社に沢山いますよ、安心してください」
「俺はお前の丸々した頬がリスみたいに膨らむのを見てからじゃないと午後の仕事頑張れない!」
「知ったこっちゃないですよそんなこと!」
冷たく返すと、八谷先輩はぎっと私を睨みつけて、それから熱々の餃子を目の前に差し出した。
もちもちの皮はとても艶やかで、きっとあれを噛んだら肉汁が口の中にぶわっと広がるのだろう……想像するだけで涎が止まらない。
「タマ、分かった。今日が最後ならせめてこれだけは食べてくれ」
「う……美味しそう……」
「はい、あーん」
……こんなところ同期に見られたら羨ましがられるだけじゃ済まされないな。
そう思いながら、私は渋々口を開けてしまった。
想像通り、熱々の肉汁が口の中に広がり、私はもうあと二個餃子を食べてしまった。