ツケマお化けに恋して
変わってしまったの…
9月1日付で稔は大阪支社から総務部へ移動して来たが、稔の噂は思っていたより広がっていた。
勿論、良い噂ではない…
大口のスポンサーを無くしてしまった事で大阪支社は大変だったらしいから仕方ないかもしれないが……
編集にしか関わって来てない稔にとって総務の仕事はゼロからのスタートとなっただろう?…
分からない事ばかりの中、稔なりに頑張っていたようだった。
移動して2週間ほど立った頃、出勤時に稔とロビーで顔を合わせた。
「鈴木おはよ!」
グレーのスーツに薄い黄色のストライプのネクタイ。
私が稔の誕生日にあげたビジネスバッグを持っていた。
まだ、持っていてくれたんだ…
「あっ木村君おはよう!どう?仕事なれた?」と笑顔で挨拶をし稔に聞く。
「あぁ今年の新入社員に教わりながら、なんとかやってるよ!」と苦笑していた。
その後何度か顔を合わせたが、中傷的な噂はなかなか消えず稔は仕事がやりにくくなり精神的にも疲れているようだった。
10月半ばにエレベーターで一緒になった時には随分痩せたように見えた。
だが、私にはどうする事も出来ない…
稔が自分で這い上がるしか無いのだ。
稔がんばって…
勿論、良い噂ではない…
大口のスポンサーを無くしてしまった事で大阪支社は大変だったらしいから仕方ないかもしれないが……
編集にしか関わって来てない稔にとって総務の仕事はゼロからのスタートとなっただろう?…
分からない事ばかりの中、稔なりに頑張っていたようだった。
移動して2週間ほど立った頃、出勤時に稔とロビーで顔を合わせた。
「鈴木おはよ!」
グレーのスーツに薄い黄色のストライプのネクタイ。
私が稔の誕生日にあげたビジネスバッグを持っていた。
まだ、持っていてくれたんだ…
「あっ木村君おはよう!どう?仕事なれた?」と笑顔で挨拶をし稔に聞く。
「あぁ今年の新入社員に教わりながら、なんとかやってるよ!」と苦笑していた。
その後何度か顔を合わせたが、中傷的な噂はなかなか消えず稔は仕事がやりにくくなり精神的にも疲れているようだった。
10月半ばにエレベーターで一緒になった時には随分痩せたように見えた。
だが、私にはどうする事も出来ない…
稔が自分で這い上がるしか無いのだ。
稔がんばって…