ツケマお化けに恋して
私の手に持っているのは何年か前に買った月刊経済誌で開いているページは今月の時の人という若い起業家や御曹子などを取り上げるコーナーのページに辰次郎さんの部屋の前であった男の人が載っていた。
どっかで見た事あると思ったら、この人…全国展開してる外食チェーンママーズキッチンの御曹子だったのか?
イケメンで御曹子なら女の人には苦労しないと思うけど、まさか男の人が好きなんてねぇ…誰も思わないよねぇ?
「ホント人は見かけじゃわからないわ!」
辰次郎さんだって女装してない時は声も口調も仕草だって普通の男の人と変わらない。
でも…現実は辰次郎さんはオカマであの人と付き合っていたわけで、話を聞いた感じだと一緒に暮らしていたみたいだし…
突然部屋の扉が開いて「ちょっと居たの?」と母の声が飛び込んで来た。
どれだけの時間ボーとしていたのだろう?お母さんが帰って来たのが分からなかった。
「あっおかえり」
「真っ暗の中何やってるの?」と母は電気を付けてくれる。
「うん…ちょっと片付けようと思って……」
と、言っても全然片付けていない。むしろ本が散乱していた。
「美貴野……話したくなったら話しなさい」と母は言ってくれる。
何かあったと分かっていてもいつも無理に聞かないで居てくれる母に感謝する。
多分…今聞かれてもどう話していいか自分でも分からないから…
「うん…有難う…」
「さぁーご飯にしよう!今日はお寿司よ!ここのお寿司若いイケメンが握ってるから美味しいのよ❣ ウフフ」
お寿司の美味しさにイケメンが握ってるとか関係ないと思いますけど?
まぁそれは冗談で母の優しい気遣いだとわかってるけど…
有難う…
どっかで見た事あると思ったら、この人…全国展開してる外食チェーンママーズキッチンの御曹子だったのか?
イケメンで御曹子なら女の人には苦労しないと思うけど、まさか男の人が好きなんてねぇ…誰も思わないよねぇ?
「ホント人は見かけじゃわからないわ!」
辰次郎さんだって女装してない時は声も口調も仕草だって普通の男の人と変わらない。
でも…現実は辰次郎さんはオカマであの人と付き合っていたわけで、話を聞いた感じだと一緒に暮らしていたみたいだし…
突然部屋の扉が開いて「ちょっと居たの?」と母の声が飛び込んで来た。
どれだけの時間ボーとしていたのだろう?お母さんが帰って来たのが分からなかった。
「あっおかえり」
「真っ暗の中何やってるの?」と母は電気を付けてくれる。
「うん…ちょっと片付けようと思って……」
と、言っても全然片付けていない。むしろ本が散乱していた。
「美貴野……話したくなったら話しなさい」と母は言ってくれる。
何かあったと分かっていてもいつも無理に聞かないで居てくれる母に感謝する。
多分…今聞かれてもどう話していいか自分でも分からないから…
「うん…有難う…」
「さぁーご飯にしよう!今日はお寿司よ!ここのお寿司若いイケメンが握ってるから美味しいのよ❣ ウフフ」
お寿司の美味しさにイケメンが握ってるとか関係ないと思いますけど?
まぁそれは冗談で母の優しい気遣いだとわかってるけど…
有難う…