ツケマお化けに恋して
辰次郎Side
彼女を抱いてから暫く彼女と会うことがなかった。
避けられているのかもしれない。
そんな時やっと会えたと思ったら、彼女に『あの夜の事は忘れて』と言われた。
やっぱり…
だが、このままにしておきたくない。
年末年始は彼女も仕事は休みだろう?
顔を合わせる事も有るだろうと思っていたが、顔を見る事は出来なかった。
年末に煮物を作ってドアノブに掛けて置いても正月になってもその袋がなくなることは無くドアノブに掛かったままだった。
正月が明けると俺は野暮用で忙しく店の方もクリリンリンに任せて店には出ていなかった。
2月に入ると寒さも厳しくチラチラと雪の降る事もあった。
こんな日は日本酒に鍋でも食べて体を暖めたい。
そんな事を思いながらコンビニにタバコを買いに行くと彼女が居た。
彼女はコンビニ弁当を手に持っている。
「またそんな物食ってるのか?」
彼女に声を掛けたが彼女は俺を見る事なく「見てただけです」と答え手に持っていた弁当を棚に戻しレジへと向かった。
レジへと向う彼女のカゴにはスポーツドリンクとゼリーにアイスクリーム…
「ゼリーにアイスクリームって子供かよ!」
彼女が俺を見てくれない事に苛立って必死に声を掛ける俺の方が子供だな…
「放っといてくれます?」
彼女はレジ台にカゴを置くと気分が悪くなった様で店を飛び出して行った。
昨日も具合悪くて仕事を早退したと言っていたが大丈夫なのか?
俺は彼女が買おうとしていた物を買い彼女に届ける事にした。
チャイムを押すと直ぐにドアが開いた。
「忘れ物」と言ってコンビニの袋を差し出すと彼女は驚いていたが受け取ってくれた。
顔色が悪いと思い心配して聞いたが風邪だと言う。
また、痩せたように見えるがちゃんと食べてるのか?
俺は「あっちょっと待ってろ」と言い残し部屋に戻ってタッパーに煮物入れて持って行き「ちゃんと食べないと風邪も良くならないぞ」とタッパーを差し出す。
彼女は「有難うございます」とタッパーを受け取ってくれた。
また放って置いてくれと言って受け取ってもらえないかと思って居たからホッとした。
彼女がまた俺の作った物を受け取ってくれた事が凄く嬉しかった。
「なにか食べたいものがあったら言え作ってやるから」
彼女は何も言わなかったが嬉しかった。
また、彼女の顔を見れた事、俺の料理を受け取ってくれた事が…
俺は「じゃーな」と部屋に戻った。
避けられているのかもしれない。
そんな時やっと会えたと思ったら、彼女に『あの夜の事は忘れて』と言われた。
やっぱり…
だが、このままにしておきたくない。
年末年始は彼女も仕事は休みだろう?
顔を合わせる事も有るだろうと思っていたが、顔を見る事は出来なかった。
年末に煮物を作ってドアノブに掛けて置いても正月になってもその袋がなくなることは無くドアノブに掛かったままだった。
正月が明けると俺は野暮用で忙しく店の方もクリリンリンに任せて店には出ていなかった。
2月に入ると寒さも厳しくチラチラと雪の降る事もあった。
こんな日は日本酒に鍋でも食べて体を暖めたい。
そんな事を思いながらコンビニにタバコを買いに行くと彼女が居た。
彼女はコンビニ弁当を手に持っている。
「またそんな物食ってるのか?」
彼女に声を掛けたが彼女は俺を見る事なく「見てただけです」と答え手に持っていた弁当を棚に戻しレジへと向かった。
レジへと向う彼女のカゴにはスポーツドリンクとゼリーにアイスクリーム…
「ゼリーにアイスクリームって子供かよ!」
彼女が俺を見てくれない事に苛立って必死に声を掛ける俺の方が子供だな…
「放っといてくれます?」
彼女はレジ台にカゴを置くと気分が悪くなった様で店を飛び出して行った。
昨日も具合悪くて仕事を早退したと言っていたが大丈夫なのか?
俺は彼女が買おうとしていた物を買い彼女に届ける事にした。
チャイムを押すと直ぐにドアが開いた。
「忘れ物」と言ってコンビニの袋を差し出すと彼女は驚いていたが受け取ってくれた。
顔色が悪いと思い心配して聞いたが風邪だと言う。
また、痩せたように見えるがちゃんと食べてるのか?
俺は「あっちょっと待ってろ」と言い残し部屋に戻ってタッパーに煮物入れて持って行き「ちゃんと食べないと風邪も良くならないぞ」とタッパーを差し出す。
彼女は「有難うございます」とタッパーを受け取ってくれた。
また放って置いてくれと言って受け取ってもらえないかと思って居たからホッとした。
彼女がまた俺の作った物を受け取ってくれた事が凄く嬉しかった。
「なにか食べたいものがあったら言え作ってやるから」
彼女は何も言わなかったが嬉しかった。
また、彼女の顔を見れた事、俺の料理を受け取ってくれた事が…
俺は「じゃーな」と部屋に戻った。