闇に染まる少女
駅に着くまで5分ずっと日差しを浴びている。
まわりからの好奇の目も痛い。
まぁここら辺ではギャルは珍しい。
高級住宅地だから。
学校周辺に行くとギャルが増えてくる。
電車の扉が開くと人の波に押されながら乗る。
今は丁度通勤時間と重なる。
ここから大倭駅まで30分。
だからそれまでずっと立っている。
直後、下半身を誰かに触られた。
いや、触れただけかもしれないけど。
でもずっと…揉まれてる。
こんなことは日常茶飯事だから慣れている。
触っている人の手を取り、強く握った。
男「ウガッ……」
ソイツは痛がって、次の駅で降りた。
多分骨にヒビが入っていると思う。