闇に染まる少女

リビングのどでかいソファーに座ると早速聞かれたくないことを聞かれた。


父「その傷…どうしたんだ?」


麗「……えっと…」



なかなか言い出せないでいると要が言ってしまった。


要「こいつの親からの暴力だ」


麗「要……」


母「ぼうりょく…?」


父「暴力ぅぅぅぅ!?!?!?」


執事「…!?」


気まずくなって目を逸らした。

すると、頰がヒンヤリとした。


麗「え―――」

母「湿布貼っといたから触らないようにね」


麗「ありがとう…ございます」


何も聞かないでいてくれるのがこの人達の優しさなのだろう。


母「いや〜、あの要が女の子連れてくるなんてね〜♪しかも超可愛いし♪」
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