秘め恋シンデレラ~隠れ御曹司と甘く蕩けるKISS~
仕事を終えて、タクシーで愛と奈都也さんが羽瑠君を迎えに来た。
時計の針は22時。
羽瑠君は俺とお風呂に入り、ゲストルームで眠っていた。
父さんは二人をリビングルームに案内。
俺と母さんも同席した。
お互いに黙り込んでしまい、室内の雰囲気は盛大な緊張感で満ちていた。
口火を切ったのは奈都也さんの方だった。
「色々とご迷惑をお掛けして申し訳ないと思います」
「そうだな」
父さんは奈都也さんの謝罪を冷たくあしらう。
「頼さん…二人は入籍して挙式をすると言ってます。許してあげたらどうですか?」
「許す?大体、この男が俺の信用を踏みにじって、愛に手を出したんだ。許す気はない」
「お父さん!?」
「愛お前は黙っていろっ!」
父さんは愛を怒鳴って黙らせる。
「生まれて来る子供のコトも考えてあげて下さい。私達の孫ですよ」
母さんがお父さんの怒りを静めて必死に説得を試みた。
父さんが愛の膨らんだお腹を一瞥する。お腹の中の子供のコトを不憫に思ったのか黙り込んでしまった。
「いつ生まれるんだ?」
「あ…予定日は4月14日です」
奈都也さんが答える。
「春に生まれるのか・・・」
父さんは軽く息を吐くとソファを立ち上がった。
「父さん何処に行くの?話はまだ終わってないだろ?」と俺は父さんを引き止める。
「今夜は遅いし、二人共泊まりなさい。緑川…せめて生まれて来る子供が成人するまで生きるつもりでいろ」
「そのつもりですよ。神宮寺社長」
「ならいい・・・」
父さんはそう言うとリビングを出てしまった。
「お父さんは私達のコトを許してくれたの?永遠」
「多分・・・」
父さんは生まれて来る二人目の孫の為に折れた。
時計の針は22時。
羽瑠君は俺とお風呂に入り、ゲストルームで眠っていた。
父さんは二人をリビングルームに案内。
俺と母さんも同席した。
お互いに黙り込んでしまい、室内の雰囲気は盛大な緊張感で満ちていた。
口火を切ったのは奈都也さんの方だった。
「色々とご迷惑をお掛けして申し訳ないと思います」
「そうだな」
父さんは奈都也さんの謝罪を冷たくあしらう。
「頼さん…二人は入籍して挙式をすると言ってます。許してあげたらどうですか?」
「許す?大体、この男が俺の信用を踏みにじって、愛に手を出したんだ。許す気はない」
「お父さん!?」
「愛お前は黙っていろっ!」
父さんは愛を怒鳴って黙らせる。
「生まれて来る子供のコトも考えてあげて下さい。私達の孫ですよ」
母さんがお父さんの怒りを静めて必死に説得を試みた。
父さんが愛の膨らんだお腹を一瞥する。お腹の中の子供のコトを不憫に思ったのか黙り込んでしまった。
「いつ生まれるんだ?」
「あ…予定日は4月14日です」
奈都也さんが答える。
「春に生まれるのか・・・」
父さんは軽く息を吐くとソファを立ち上がった。
「父さん何処に行くの?話はまだ終わってないだろ?」と俺は父さんを引き止める。
「今夜は遅いし、二人共泊まりなさい。緑川…せめて生まれて来る子供が成人するまで生きるつもりでいろ」
「そのつもりですよ。神宮寺社長」
「ならいい・・・」
父さんはそう言うとリビングを出てしまった。
「お父さんは私達のコトを許してくれたの?永遠」
「多分・・・」
父さんは生まれて来る二人目の孫の為に折れた。