秘め恋シンデレラ~隠れ御曹司と甘く蕩けるKISS~
副社長が出て行くと永遠さんは額に落ちた前髪を掻き上げて視線を泳がせる。
「永遠さん」
「早速バレてしまったな・・・」
永遠さんは苦虫を噛み潰したような表情を浮かべてデスクに戻った。
「永遠さんと副社長って幼なじみでしたよね」
「そうだよ」
「永遠さんってやっぱり何処かの御曹司ですか?」
「そうだとしたら?」
「そうなんですか!?」
「そんな大声出すなよ」
「だって…重要なコトですよ」
私もデスクに戻って椅子に座った。
「だって私の実家は唯の農家だし」
「農家??米作ってるのか?」
「ウチは白菜を作っています」
私の実家は茨城県の南西に位置する八千代町。
県内一の白菜の産地。全国第一位。
11月から1月にかけての東京中央卸売市場の白菜の出荷量の9割を占めている。
「白菜か…キムチが食べたいな・・・」
「実家から送られて来た自家製キムチたべさせてあげましょうか?」
「自家製キムチ??ウチでキムチ作ってるの?食べたい」
「永遠さんの実家は何をしているんですか??」
永遠さんは口を噤み、キーを叩き始める。
「永遠さん」
「早速バレてしまったな・・・」
永遠さんは苦虫を噛み潰したような表情を浮かべてデスクに戻った。
「永遠さんと副社長って幼なじみでしたよね」
「そうだよ」
「永遠さんってやっぱり何処かの御曹司ですか?」
「そうだとしたら?」
「そうなんですか!?」
「そんな大声出すなよ」
「だって…重要なコトですよ」
私もデスクに戻って椅子に座った。
「だって私の実家は唯の農家だし」
「農家??米作ってるのか?」
「ウチは白菜を作っています」
私の実家は茨城県の南西に位置する八千代町。
県内一の白菜の産地。全国第一位。
11月から1月にかけての東京中央卸売市場の白菜の出荷量の9割を占めている。
「白菜か…キムチが食べたいな・・・」
「実家から送られて来た自家製キムチたべさせてあげましょうか?」
「自家製キムチ??ウチでキムチ作ってるの?食べたい」
「永遠さんの実家は何をしているんですか??」
永遠さんは口を噤み、キーを叩き始める。