秘め恋シンデレラ~隠れ御曹司と甘く蕩けるKISS~
《14》ネトラレ?
香音side~
「知りたくなかった?」
柾貴さんは酷な質問を投げる。
「永遠さんには何かあると思っていました」
「彼が『星凛堂』に入社して社長秘書になったのは、濱部社長の元で経営のノウハウと社長としての仕事の姿勢を学ぶ為だと親父から訊いている」
永遠さんは秘書で終わる人じゃなかった。
『星凛堂』を退職し、何れは濱部社長のように人の上に立つ人だったんだ。
「神宮寺家と白菜農家の娘じゃ釣り合わないってコトですね」
「そう言うコトだ。二人は付き合い始めみたいだし、傷は浅い内の方がいいよ」
柾貴さんは見た目通り冷たい人だった。
「何?俺に君と永遠さんは十分釣り合うとでも言って欲しかった?」
「いえ・・・」
「余計な期待を持たせる方が可哀相だろ?まぁ、そんな気休めな優しさでもいいなら、言ってあげるけど」
「結構です」
「永遠さんってもう少し誠実な男だと思っていた。彼女に隠し事をして付き合うなんて・・・」
柾貴さんは酷な質問を投げる。
「永遠さんには何かあると思っていました」
「彼が『星凛堂』に入社して社長秘書になったのは、濱部社長の元で経営のノウハウと社長としての仕事の姿勢を学ぶ為だと親父から訊いている」
永遠さんは秘書で終わる人じゃなかった。
『星凛堂』を退職し、何れは濱部社長のように人の上に立つ人だったんだ。
「神宮寺家と白菜農家の娘じゃ釣り合わないってコトですね」
「そう言うコトだ。二人は付き合い始めみたいだし、傷は浅い内の方がいいよ」
柾貴さんは見た目通り冷たい人だった。
「何?俺に君と永遠さんは十分釣り合うとでも言って欲しかった?」
「いえ・・・」
「余計な期待を持たせる方が可哀相だろ?まぁ、そんな気休めな優しさでもいいなら、言ってあげるけど」
「結構です」
「永遠さんってもう少し誠実な男だと思っていた。彼女に隠し事をして付き合うなんて・・・」