秘め恋シンデレラ~隠れ御曹司と甘く蕩けるKISS~
《15》別れは突然に
香音side~
「稜真や副社長にはどう説明しようか?」
彼はパウダールームの鏡を覗き、頬と目の下の傷を確かめる。
私は永遠さんを一人にして、柾貴さんと共に会議室を出て来た。
「眼鏡無くても見えますか?」
「見えない…社に戻ればスペアの眼鏡はあるけど・・・車の運転は出来ないな」
柾貴さんは困惑しながらレンズにヒビのはいった眼鏡を眺めた。
「私のせいで…申し訳有りません」
「永遠さんを挑発した俺も悪い」
柾貴さんは眼鏡を上着のポケットに仕舞う。
「これからどうするの?別れるの?」
「今の間に別れた方がいいと思います。やっぱり、私と永遠さんでは・・・」
「俺のせい?」
柾貴さんの低い声が申し訳なさそうに聞える。
「いえ・・・やっぱり私と永遠さんは水と油なんです」
彼はパウダールームの鏡を覗き、頬と目の下の傷を確かめる。
私は永遠さんを一人にして、柾貴さんと共に会議室を出て来た。
「眼鏡無くても見えますか?」
「見えない…社に戻ればスペアの眼鏡はあるけど・・・車の運転は出来ないな」
柾貴さんは困惑しながらレンズにヒビのはいった眼鏡を眺めた。
「私のせいで…申し訳有りません」
「永遠さんを挑発した俺も悪い」
柾貴さんは眼鏡を上着のポケットに仕舞う。
「これからどうするの?別れるの?」
「今の間に別れた方がいいと思います。やっぱり、私と永遠さんでは・・・」
「俺のせい?」
柾貴さんの低い声が申し訳なさそうに聞える。
「いえ・・・やっぱり私と永遠さんは水と油なんです」