秘め恋シンデレラ~隠れ御曹司と甘く蕩けるKISS~
私を行かせまいと掴んでいた手が離れた。
永遠さんは私を諦めたのだ。
もっと私に想いをぶつけてくれたら、私は貴方の胸に飛び込んで、甘く溺れるキスを交わしたかもしれないのに。
糸の切れた風船のようにフラフラとした足取りで社長室から飛び出した。
そして、永遠さんから遠ざかる。
瞳が熱を持って涙が溢れて来た。こんな顔誰かに見られたらどうしよう。
案の定、私の目の前に副社長が現れた。
「小池ちゃん!?」
副社長が私の涙を見て人気のない休憩スペースに連れて来てくれた。
「涙の理由は?永遠それとも・・・柾貴?」
副社長も知っている私と柾貴さんのコトを。
「まさか・・・柾貴の相手が小池ちゃんだったとは」
「わ、私達は何も・・・」
「アイツ、リスクの高い恋愛、コスパのかかる結婚はしないと言い切っていたヤツだ。そんなヤツが人のオンナを奪い、結婚の話も否定しなかったとなると本気だな」
「私達のコト…社長から訊いたんですか?」
「うん」
永遠さんは私を諦めたのだ。
もっと私に想いをぶつけてくれたら、私は貴方の胸に飛び込んで、甘く溺れるキスを交わしたかもしれないのに。
糸の切れた風船のようにフラフラとした足取りで社長室から飛び出した。
そして、永遠さんから遠ざかる。
瞳が熱を持って涙が溢れて来た。こんな顔誰かに見られたらどうしよう。
案の定、私の目の前に副社長が現れた。
「小池ちゃん!?」
副社長が私の涙を見て人気のない休憩スペースに連れて来てくれた。
「涙の理由は?永遠それとも・・・柾貴?」
副社長も知っている私と柾貴さんのコトを。
「まさか・・・柾貴の相手が小池ちゃんだったとは」
「わ、私達は何も・・・」
「アイツ、リスクの高い恋愛、コスパのかかる結婚はしないと言い切っていたヤツだ。そんなヤツが人のオンナを奪い、結婚の話も否定しなかったとなると本気だな」
「私達のコト…社長から訊いたんですか?」
「うん」