秘め恋シンデレラ~隠れ御曹司と甘く蕩けるKISS~
《16》ビックプロジェクト
永遠side~
俺と香音の関係は以前の秘書に戻ってしまった。
「永遠の淹れたコーヒーか・・・楽しみだな」
父が取締役を務める食品会社『クリスタル』の高井田帝(タカイダミカド)副社長が来社した。
彼は父の秘書を経て、弁護士の資格を生かして法務部のコンプライアンス担当でキャリアを積み、副社長に就任。
父の片腕として会社を仕切っている。
奥さんは俺の叔母。
俺達は親戚関係でもある。
二人の間には一人息子が居た。名前は尊(タケル)
俳優兼モデルとして芸能界で活躍していた。最近はスマホの恋愛ゲームアプリの声優業もしていた。
父親譲りの甘いバリトン声でイケボとして評判だった。
「あ・・・小池さん…この書類。副社長室に持って行って…持って行ったら、適当に休憩していいから」
「承知しました」
香音は社長から書類を受け取って社長室を出た。
社長は、俺の素性がバレないように香音を追い出したのだ。
もう、俺の素性はとっくにバレているんだけどなぁー。
「永遠の淹れたコーヒーか・・・楽しみだな」
父が取締役を務める食品会社『クリスタル』の高井田帝(タカイダミカド)副社長が来社した。
彼は父の秘書を経て、弁護士の資格を生かして法務部のコンプライアンス担当でキャリアを積み、副社長に就任。
父の片腕として会社を仕切っている。
奥さんは俺の叔母。
俺達は親戚関係でもある。
二人の間には一人息子が居た。名前は尊(タケル)
俳優兼モデルとして芸能界で活躍していた。最近はスマホの恋愛ゲームアプリの声優業もしていた。
父親譲りの甘いバリトン声でイケボとして評判だった。
「あ・・・小池さん…この書類。副社長室に持って行って…持って行ったら、適当に休憩していいから」
「承知しました」
香音は社長から書類を受け取って社長室を出た。
社長は、俺の素性がバレないように香音を追い出したのだ。
もう、俺の素性はとっくにバレているんだけどなぁー。