秘め恋シンデレラ~隠れ御曹司と甘く蕩けるKISS~
「皆、稜真の方を選ぶ。稜真との仲立ちを頼まれたり、プレゼントを渡してくれと頼まれるのも茶飯事だった。
バレンタインの日なんて・・・ワザと学校を休んだコトもある」


「稜真さんってモテ男だったんですか・・・」

「イケメンだし、話しやすいし…頭は俺よりも悪いけど…御曹司だ。俺はアイツの黒子だった。
今だって、アイツの秘書だ」

「ストレス溜まってます?」

「溜まるよ」

柾貴さんは2,3冊本を手にして席に戻った。


私は適当に収納の本を手に取って彼の後を追い、席に戻る。

「『簡単な収納術』部屋でも片づけるの?」


「大掃除に向けて読もうかと」

「余計なモノ買わなきゃいいんだよ。ミニマリストになればいい」

「それは分かるんだけど…ついつい買っちゃうんですよね。特に洋服」


「女性の社長秘書は特に洋服に気を配るな・・・」


「そうなんですよ」









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