秘め恋シンデレラ~隠れ御曹司と甘く蕩けるKISS~
最初から判っていた。

野島先輩がどんな男性かって・・・

でも、憧れの彼からの告白。
私は判っていてもどうしようもなかった。
どうしようもなくスキだった。

私を愛すれば、彼も変わってくれると思っていたが、それは勘違いで、全く変わるコトがなかった。



私はバーのカウンターのスツールに腰を下ろし、首をブルブル振って、すべてを頭の中から追い出す。
目の前に置かれたオーダーのカクテル・ジンライムを一気に飲み干した。

酔えば、全部忘られる・・・

オトコは野島先輩だけじゃない。

オトコは星の数ほど居るし、私だけを愛してくれるオトコだって絶対居る!!

ウィスキーボンボン一つで酔える私。
カクテル1杯ですっかり酔ってしまった。

「野島の馬鹿っ!!」

「…大丈夫か?」

隣に座って居た男性が声を掛ける。

「だいじょう…v」

私は彼にvサインして大丈夫だとアピールする。

「あはっ貴方…イケメン・・・」

彼の顔が私の瞳に映った。





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