秘め恋シンデレラ~隠れ御曹司と甘く蕩けるKISS~
「別に…すっかり忘れていましたよ」

「そうか・・・」


永遠さんと柾貴さんは同い年だけど、柾貴さんの方が永遠さんと打ち解けようとはしていなかった。
御曹司である永遠さんに敬語を使い、気を遣っていた。
やはり、柾貴さんはコンプレックスを抱えている。

「でも、一応緑川の説得はしてみますよ。愛さんに責められる永遠さんが可哀相だし」

「ありがとう、柾貴」


「だから、今夜は永遠さんの奢りで」

「いいよ。いいよ。愛が怒るとしつこいから・・・」


< 197 / 230 >

この作品をシェア

pagetop