秘め恋シンデレラ~隠れ御曹司と甘く蕩けるKISS~
「終わった。神宮寺社長、娘の愛さんと俺が同い年だって知って立腹していた」


「緑川、今日は本当にありがとう。愛もきっと喜ぶよ」


「色々と本音は複雑だけど。俺だって、継母が同い年だなんて・・・どう扱っていいのか分からない。この挙式を機会に今まで、会うコトなかった父さんと話が出来そうだ。本当にありがとう。神宮寺さん」


「挙式時間まで後20分か・・・」


柾貴はスマホを覗き、時間を確認する。


俺が柾貴達と教会に向かおうと踵を返したら、支度の終えたウエディングドレス姿の愛と出くわした。


「永遠」


あの気が強くウザかった愛とはまるで別人。


「私のウエディングドレス姿どう?変じゃない?」


「変じゃないけど…一瞬誰か分からなかった」


「ふうん。口説きたくなったんだ」


「はぁ?
何で、妹であるお前を口説くんだよ」


「それよりも隣の方は誰?」


「お前がリクエストした奈都也さんの息子の冬也さんだ」

「へぇー貴方が奈都也と前妻の間に生まれた息子なんだ。奈都也には似てないわね」


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