秘め恋シンデレラ~隠れ御曹司と甘く蕩けるKISS~
「留守番は困ります!社長」

「調子の悪い時は無理しないの。麻生君」

「社長」
麻生さんの悲痛な声が社長室に響き渡る。

社長は栗原さんに麻生さんの運転手代行を頼み、私達を残して外出してしまった。


「私と留守番嫌ですか?」

「嫌じゃない…唯、二人っきりと言うのが嫌なだけだ」

「仕事するだけだし、別にいいじゃないですか・・・」

「あぁ…そうだ。仕事をするだけだ」

麻生さんは投げ遣りに言って、パソコンのキーを力強く叩いた。

やっぱり…麻生さんは男性だし、欲望が溜まっているのだろうか?
麻生さん、彼女居ない感じだし。

「麻生さん…私の友達紹介しましょうか?」

「はぁ?」

「彼女が居れば、私を意識するコトもなくなるかも」

「じゃ小池お前も作ればいいだろ?俺を意識するコトもなくなる。お互いに仕事に支障を来すコトもなくなるだろう」

「私は当面、仕事オンリーに行きます」

「俺だって仕事に生きる」


「じゃお互いにキチンと仕事をしましょう」

「そうだな」


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