秘め恋シンデレラ~隠れ御曹司と甘く蕩けるKISS~
仕事をしっかりとしようと言っても。
私達のデスクは隣同士で、仕事も同じ。
少し手を伸ばせば、彼の肩に触れるコトが出来る。
彼の香水の匂いだって香る近い距離。
私は酔っていて、彼との情事の記憶は全く思い出せずにいるが、彼は私と交わした夜の出来ゴトを憶えている。
彼の香水は野島先輩と同じ麝香の匂いだけど、彼の方が品があって私の好みに合っていた。
「…麻生さんって副社長と幼なじみってコトはもしかして…御曹司ですか?」
彼は瞳を円くして、私を見つめる。
「俺の何処を見て御曹司だと思ったの?」
「何処って副社長と幼なじみだし、後は部屋かな?あの麻生さんの住むタワーマンションって・・・最低でも家賃100万位らしいですし。幾ら大手企業でも麻生さんの給料手取りで100万は無いと思います」
「・・・それもそうだな」
彼は私の説明に納得した。
「お前を部屋に招き入れたのが間違いだったな」
「…真相は?」
「さあな」
彼は不敵に笑い、真相を有耶無耶にした。
彼には人には言えない事情があるようだった。
私はそれ以上深入りは禁物だと思った。
以前の関係ならば、強引に暴こうと考えたかもしれない。でも、今は…私の中で麻生さんの存在が大きく変化していた。
やはり、あの過ちが多大な影響を及ぼしている。彼の素性よりは麻生永遠と言うオトコを知りたいと思った。
私達のデスクは隣同士で、仕事も同じ。
少し手を伸ばせば、彼の肩に触れるコトが出来る。
彼の香水の匂いだって香る近い距離。
私は酔っていて、彼との情事の記憶は全く思い出せずにいるが、彼は私と交わした夜の出来ゴトを憶えている。
彼の香水は野島先輩と同じ麝香の匂いだけど、彼の方が品があって私の好みに合っていた。
「…麻生さんって副社長と幼なじみってコトはもしかして…御曹司ですか?」
彼は瞳を円くして、私を見つめる。
「俺の何処を見て御曹司だと思ったの?」
「何処って副社長と幼なじみだし、後は部屋かな?あの麻生さんの住むタワーマンションって・・・最低でも家賃100万位らしいですし。幾ら大手企業でも麻生さんの給料手取りで100万は無いと思います」
「・・・それもそうだな」
彼は私の説明に納得した。
「お前を部屋に招き入れたのが間違いだったな」
「…真相は?」
「さあな」
彼は不敵に笑い、真相を有耶無耶にした。
彼には人には言えない事情があるようだった。
私はそれ以上深入りは禁物だと思った。
以前の関係ならば、強引に暴こうと考えたかもしれない。でも、今は…私の中で麻生さんの存在が大きく変化していた。
やはり、あの過ちが多大な影響を及ぼしている。彼の素性よりは麻生永遠と言うオトコを知りたいと思った。