秘め恋シンデレラ~隠れ御曹司と甘く蕩けるKISS~
最近、体調の優れない社長は今夜の会食をキャンセルして帰宅。
私は給湯室のゴミ箱から厳重に紙で包まれたマイセンのカップを取り出す。
「どうせ捨てるんだもん。貰っていいよね」
「小池お前…何ゴミ箱漁ってんだ?」
「え、あ・・・私もこのマイセンのカップの柄スキだから・・・」
「ヒビはいってんだぞ。使い物ならないじゃん」
「部屋に飾るの」
「ヒビのはいったカップを飾る?女の考え方は判らない。なら、ついでにこのソーサーも持って帰れよ」
麻生さんは食器棚からソーサーを取り出した。
「いいんですか?」
「ああ…どうせソーサーだけじゃ使えないし」
「ありがとございます」
「礼なんていいよ」
「でも、社長はいいと言っていたけど…本当に弁償しなくていいんですか?」
「…お前11万出せるのか?」
「11万は出せませんけど…代わりのカップを買って…社長にプレゼントしようかと」
「勝手にすればいいだろ?」
「麻生さん今度日曜日、ヒマですか?」
「えっ?」
「一緒にカップ買いに行きましょう」
私は給湯室のゴミ箱から厳重に紙で包まれたマイセンのカップを取り出す。
「どうせ捨てるんだもん。貰っていいよね」
「小池お前…何ゴミ箱漁ってんだ?」
「え、あ・・・私もこのマイセンのカップの柄スキだから・・・」
「ヒビはいってんだぞ。使い物ならないじゃん」
「部屋に飾るの」
「ヒビのはいったカップを飾る?女の考え方は判らない。なら、ついでにこのソーサーも持って帰れよ」
麻生さんは食器棚からソーサーを取り出した。
「いいんですか?」
「ああ…どうせソーサーだけじゃ使えないし」
「ありがとございます」
「礼なんていいよ」
「でも、社長はいいと言っていたけど…本当に弁償しなくていいんですか?」
「…お前11万出せるのか?」
「11万は出せませんけど…代わりのカップを買って…社長にプレゼントしようかと」
「勝手にすればいいだろ?」
「麻生さん今度日曜日、ヒマですか?」
「えっ?」
「一緒にカップ買いに行きましょう」