秘め恋シンデレラ~隠れ御曹司と甘く蕩けるKISS~
《10》秘めた恋情の行方
香音side~
麻生さんは善は急げとばかりに、留守を任された副社長に社長の用事で外出する許可を貰う。
「ほら乗れ」
私は地下駐車場に停めてあった麻生さんの車に乗り込んだ。
彼のプライベートで乗るSUV車。
この手のタイプの車にしてはコンパクトタイプ。
麻生さんは慣れた手つきでハンドルを回し、駐車場の出入り口を目指し、ゆっくりと発車させた。
車内に香るミントの香りが心を落ち着かせる。
ビル群を抜けて、一般道を駆け抜けた。
「ウチは厳粛なクリスチャンなんだ」
「そうなんですか・・・」
「うん」
「だから…もし、デキていても中絶は出来ない」
「あ…私も中絶する気はありません」
「…と言うコトだから…俺は責任取って小池と結婚する」
「!!?」
突然のプロポーズで飛び上がる程驚いた。車は停まって、驚きで心臓は高鳴り、静かな車内に鼓動の音が響いたらどうしようかと思った。
「小池の返事は?」
「私の返事も今ここで聞くんですか?」
「後で訊く」
「ほら乗れ」
私は地下駐車場に停めてあった麻生さんの車に乗り込んだ。
彼のプライベートで乗るSUV車。
この手のタイプの車にしてはコンパクトタイプ。
麻生さんは慣れた手つきでハンドルを回し、駐車場の出入り口を目指し、ゆっくりと発車させた。
車内に香るミントの香りが心を落ち着かせる。
ビル群を抜けて、一般道を駆け抜けた。
「ウチは厳粛なクリスチャンなんだ」
「そうなんですか・・・」
「うん」
「だから…もし、デキていても中絶は出来ない」
「あ…私も中絶する気はありません」
「…と言うコトだから…俺は責任取って小池と結婚する」
「!!?」
突然のプロポーズで飛び上がる程驚いた。車は停まって、驚きで心臓は高鳴り、静かな車内に鼓動の音が響いたらどうしようかと思った。
「小池の返事は?」
「私の返事も今ここで聞くんですか?」
「後で訊く」