ライ・ラック・ラブ
こうして正さんとおつき合いを始めて、半年程経った12月24日。
この日は「クリスマスイブだから」ということで、私たちは、とある5つ星の外資系ホテルのレストランで、コースディナーをいただくことになった。
そのレストランは高層階にあるので、窓からは街が一望できる。
夜の今は、点灯されているイルミネーションが、宝石のようにキラキラと輝いて見える。
ありきたりな言葉しか思い浮かばないけれど、私は窓から見える外の景色を見ながら、「キレイね」と呟くように言った。
「そう思う?」
「ええ」
「なら君を連れて来た甲斐があった。社長に感謝しないとな」
「え?どうして?」
「おいおい、今日はイブだぞ。この日に、ここで、クリスマス特別コースを食べたければ、1年前から予約入れておかないと、こんな高級なところに来れるわけないだろ」と正さんに言われて、私は素直に「えぇっ!?」と驚きの声を、小さく上げた。
そして私は、向かいに座っている正さんの方へ身を寄せると、「それ、本当?」と小声で聞いた。
この日は「クリスマスイブだから」ということで、私たちは、とある5つ星の外資系ホテルのレストランで、コースディナーをいただくことになった。
そのレストランは高層階にあるので、窓からは街が一望できる。
夜の今は、点灯されているイルミネーションが、宝石のようにキラキラと輝いて見える。
ありきたりな言葉しか思い浮かばないけれど、私は窓から見える外の景色を見ながら、「キレイね」と呟くように言った。
「そう思う?」
「ええ」
「なら君を連れて来た甲斐があった。社長に感謝しないとな」
「え?どうして?」
「おいおい、今日はイブだぞ。この日に、ここで、クリスマス特別コースを食べたければ、1年前から予約入れておかないと、こんな高級なところに来れるわけないだろ」と正さんに言われて、私は素直に「えぇっ!?」と驚きの声を、小さく上げた。
そして私は、向かいに座っている正さんの方へ身を寄せると、「それ、本当?」と小声で聞いた。