ライ・ラック・ラブ
「デート代は社長持ちだって言ったろ?」
「それって…この部屋代も含んで、なの…?」
「もちろん。社長にはイブにプロポーズするって言ったから。それで部屋も取っておこうと、社長から言ってくれたんだ。って…真相知って怒ってるのか?」
「えっ!?ううん」と私は言いながら、顔を左右にふって否定した。
「そんなことない。ただ、何と言うか…あぁそうだったのかと…思っただけ」
「あ、そう。じゃあ俺、仕事行く。今日はたぶん残業になる。どのみち今夜は予定あるから会えない。また電話する。じゃあ」
正さんの頭の中は、仕事の事でいっぱいになっていたのだろう。
私の方を見向きもしないで言いながら、スタスタとドアに向かって歩いていた正さんに、私が「いってらっしゃい」と言ったのと同時に、ドアがバタンと閉まった。
「それって…この部屋代も含んで、なの…?」
「もちろん。社長にはイブにプロポーズするって言ったから。それで部屋も取っておこうと、社長から言ってくれたんだ。って…真相知って怒ってるのか?」
「えっ!?ううん」と私は言いながら、顔を左右にふって否定した。
「そんなことない。ただ、何と言うか…あぁそうだったのかと…思っただけ」
「あ、そう。じゃあ俺、仕事行く。今日はたぶん残業になる。どのみち今夜は予定あるから会えない。また電話する。じゃあ」
正さんの頭の中は、仕事の事でいっぱいになっていたのだろう。
私の方を見向きもしないで言いながら、スタスタとドアに向かって歩いていた正さんに、私が「いってらっしゃい」と言ったのと同時に、ドアがバタンと閉まった。